素直な心 / 松下幸之助

きのちゃん

2016年06月05日 09:15

皆さん、こんにちは。

最初に地震のその後ですが、先週の前半一日に数回くらいしか揺れなくなって、ようやく収まったかと思ったのですが、週末にまた震度3やら2が何度もおきて一日に10回以上余震が来ました。以前にも書きましたが、これから当分この調子で余震が続くことを覚悟した方が良さそうです。

さて、今日は最近読んでいる松下幸之助氏の本からのご紹介です。松下氏の本は、私が大学生の頃から愛読していて、主な著書はだいたい読破しました。先日ふとネットで、松下氏の秘書的な仕事をされた方の著書が紹介されていて目に止まり、興味を持って取り寄せました。内容は、著者の方が長年松下氏のもとで仕事をして、その時松下氏が言われたこと、されたことで心に残っていることをまとめたものです。その本の前書きに、「最近また松下氏の書物が読まれるようになったのは、世の中の情勢からでしょう」と書かれていました。その中からピンと来た箇所を下記にご紹介させて頂きます。

 ☆素直な心は神の知恵

 「素直な心になりましょう。素直な心はあなたを強く正しく聡明にします」と、こういうことを
 言うてるわけですわ。素直になれば、ものの実相がわかる。色眼鏡で見ない、とらわれた
 心で見ないから、みなよくわかるだろうと。赤い色は赤く見える、黒いものは黒く見える。
 まあ本質がわかる。そういう心を養っていくと、正しくものを見られる。したがって賢くなり、
 聡明になってくる。聡明の極致は英知というか、その上は神知、神の知恵ですな。素直な
 心になれば、次には神の知恵になるという考え方をぼくはもっているんですよ。
                                           ( 松下幸之助 )

内容的には当たり前のことで、また禅問答みたいな感じがしますが、物事の本質を捉えて行動するには、とらわれの心を捨てて、素直な心になることが必要だ。と言われているような気がしました。

今回の地震で、人生で大切なものは何かということを知らされたような気がします。その時、この「素直な心になりましょう」という松下氏の言葉が、数十年ぶりに心に染みてきました。

ではまた来週。



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