スマホのバッテリーが切れると…
こんばんは。
今日は、つれづれ日記です。
先日、ちばアクアラインマラソンに出場したときのハプニングのお話しです。
当日、次男と一緒に走ることにしていたので、ゴールインしたあと合流するために、お互いのスマホに、「いまどこ+」という、GPS機能を使ったお互いの場所を確認し合えるアプリをインストールして走りました。これがあれば、本人が「いまどこ」にいるか一目で分かる、大変便利なアプリです。
で、それをインストールして走ったのですが、3時間ほど走った頃、スマホが「バッテリー残量が少なくなっています」という、メッセージを何度も表示するようになりました。でもこれまで何度もフルマラソンを走って、その間スマホにイヤホンを繋いで、英会話や音楽を聴いたりしていて、一度もバッテリーが切れたことがなかったので、気にせずにそのまま走っていました。
ところが、残り10キロあたりを走っていたとき、丁度聴いていたビートルズのヘイ・ジュードが、途中でバサッ!と止まってしまいました。スマホを見ると電源が切れています。で、電源をいれようとしても、「バッテリー残量がなくなっていますので、起動できません」というメッセージがチラッと現れて、また切れてしまいます。
さぁ、困ったと思いました。と言うのも、アクアラインマラソンは初めての参加ですから、ゴールイン後の地の利は全然分かりませんし、「いまどこ+」アプリを当てにしていたので、到着後どこで待ち合わせるかなどということは、全然してなかったからです。マラソンの参加者はフルが一万二千人で、ハーフも数千人と聞いていたので、出迎えにきた応援の家族をいれると3万人は超えていたと思います。
さてどうしたものかと思いながら走っているうち、ゴール間近になり、直線コースに入りました。その時、前方左手の方から大きな声援があったので、ふと振り向くと、通りの向こうに、私の妻と息子夫婦と子供達の姿が目に入りました。そこで、私はランナーの群れから飛び出して、大きくダンスの回転パフォーマンスをして、声援にこたえました。そして、あぁ、良かった。あの辺にいるんだ。とホッとしました。
ところが、そのあとゴールは、もう一度右折してしばらく走ってフィニッシュとなり、そのあと完走証を受け取ったりしているウチに方向が分からなくなり、「出口→」という案内表示を頼りに移動したところ、最後は「イベント広場」に辿りつきました。ここで待っていてくれたのではと期待しつつ見回してみましたが、どこにも見当たりません。まわりは人人人の波で大混雑しています。動かない方が良いのではと思いつつ、10分、20分と過ぎても出会えないので、イベント広場をぐるりと回ってみましたがやはり出会えません。もしこのまま迷子状態になったら、日が暮れてもどこにも行けず立ち往生です。この時ばかりは、スマホのバッテリーが切れただけで、こんなにも大変な事態になると、ほとほと困り果てました。数万人の人混みの中にいながら、まるで陸の孤島にいるような気分でした。
そうやって30分は過ぎたでしょうか。ふと思いついて、もう一度イベント広場の入り口に戻って、入り口から左手の道路沿いに進んでみたところ、なんと50メートルくらい先に皆が待っていて、手と声を上げて迎えてくれました。家族達も私のスマホと連絡が取れないので、下手に動いてははぐれてしまうと思い、ゴール手前の手を振ったところから動かないで待っていたそうでした。
今回のことで分かったのは、GPS機能を使うアプリを使うと、スマホのバッテリーは通常の何倍もの速度で消耗するということと、見知らぬ土地でスマホがバッテリー切れしてしまったら、まったく身動きが取れなくなってしまうということでした。公衆電話で電話をかけようにも、かける相手の電話番号もスマホに保存されているのですから、どうにもなりません。
そんなハプニングのお話しでした。
みなさん、スマホのバッテリー切れにはくれぐれもご用心下さい。
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