ライフワークの見つけ方
こんばんは。
寒い日が続いていますね。みなさん、カゼなどめされておられませんか。
お見舞い申し上げます。
今日は私が社会人になった頃読んで、今でも記憶に残っている本からのご紹介です。
書名は「ライフワークの見つけ方」で、著者は井上富雄という日本IBMで最年少役員の
常務になったあと47歳で転身し、経営コンサルタントになった人です。
当時私は東芝のコンピュータ部門に所属していて、IBMは同業社でもあったので、興味
深く読んだことを覚えています。その本のまえがきに、このように書かれています。
サラリーマンがライフワークを持つといえるには、その仕事を通じて人生の意義が
感じられなければならない。本当に生きている価値がある、生きている証があると
いう気持ちをその仕事で実感できるもの、それがライフワークである。
それに取り組んでいるときは、「俺はほんとうに生きている」という充実感を味わう
ことができ、人生の終わりには、「この仕事で生きてきてよかった」と自信と誇りの
持てる仕事である。自分がやり残したものは何ひとつなかったと胸を張れるビジ
ネス、自分の人生にプライドを持てる仕事だといいかえてもよい。
(井上富雄氏著:「ライフワークの見つけ方」p.3-4から抜粋引用)
社会人となって希望に胸を膨らませていたあの頃、この本を読んで、私は自分の人生の
ライフワークとは何だろう?と考えていました。
それから幾星霜の歳月が流れました。ときにはどうしてこんな目に遭わないといけない
のだろうと、自分の運命を呪った時期もありました。けれど今あらためて振り返ってみると、
自分の大学時代、講義にはまともに出席もせず社交ダンスに没頭したことが、現在の
ダンス教師・ダンス教室経営に繋がり、運良く入社できた東芝という大企業の中で、また
また運良く電算機事業部に配属され、コンピュータのことを学ばせてもらったことが、
現在のもうひとつの仕事であるコンピュータビジネスに繋がってきたことに気がつきます。
そして今、私のライフワークが社交ダンスとコンピュータビジネスであり、これらをあの
「ライフワークの見つけ方」の本を読んでいたときに身につけつつあったことを知り、
不思議な感慨を覚えます。
この二つのライフワークを、これから残された自分の人生を賭けて磨き上げて行きたい!
と、決意をあらたにしているところです。
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