目標がその人を創る その2

きのちゃん

2011年11月10日 22:46

今日は11月3日の「目標がその人を創る」の補足です。

|このような目標があるからこそ、毎日のかなりきつい筋トレやストレッ
|チを続けることができる。

この文章の中の、「かなりきつい」と言うところがポイントだと自分では思っています。

ひらたく言えば、楽をしていては目標を達成することはできないし、自分の成長も望めないということです。

「好きこそ物の上手なれ」ということわざがあり、このことは事実だと思いますが、だからと言って、好きなことしかしない、イヤなことや、きついことや、面倒くさいことはしない、という姿勢だけでは、何の世界に於いても、ホンモノの「ものの上手」にはなれないのではないかと思います。

そもそも人生の目的とは、自分の魂(精神)を磨くことだと私は考えていますが、そのためには、楽ばかりしていてはいけない。むしろ、自分から進んで、厳しいことに取り組む姿勢が必要ではないかと思います。

けれど人生は良くできていて、仮に、楽をして生きて行こうと思っていても、必ずそうはさせない出来事が我が身に降りかかってきます。そしてイヤでも、その現実に立ち向かっていかなくてはなりません。

であれば、最初から自分から立ち向かっていく姿勢でいた方が、気分的に楽です。きつい辛い思いをしても、これで自分が鍛えられるのだと思えば、きつさや辛さの性格自体が変わってくるのではないでしょうか。

今日の記事を書きながら、昔、学生時代に知った次の短歌を思いだしました。

 ▼憂きことのなほこの上につもりかし 限りある身の力ためさむ (山中鹿之助)
  (歌意)(今はよくない事態ではあるが)さらに、難事が起きてほしい。
       わが能力に限界はあるだろうが、この力を限界まで試してみたい。

口で言うほど楽なことではありませんが、少しでも一歩でも、こういう心境に近づいていければと思っています。

長くなりましたので、今日はこの辺で。



   山中鹿之助(像)



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