マラソンから学んだこと

きのちゃん

2013年03月03日 00:01

こんにちは。今年も早くも3月になりましたね。今年は2月に熊本城マラソンに参加して、かなり情熱を注いだので、特に早く感じます。

熊本城マラソンの翌週には東京マラソンがあって、色々とマスコミにも取り上げられていたようです。最近マラソンブームだそうで、特に女性ランナーが増えて、女性用ランニングウェアやグッズの売り上げが前年比2割増だそうです。

さて、今回フルマラソンを経験して、色々と感じたことや学んだことがありましたので、印象が薄れないうちにそれをご紹介させて頂きます。

一番ためになったと思ったのは、どんなに遠くに見える距離も、一歩一歩の歩みを続けている限り、必ず到達できるということでした。終盤の練習で、本番に備えてリハーサルランをしようと思い立ち、本番一週間前の日曜日の夜に、私のスタジオから熊本港までの往復を走ってみました。

距離は往復で27.5キロでしたが、国道3号線を抜けて熊本港に続く道は、遙か彼方に延々と続いていて、それはそれは遠くに見えました。それでも「本番は今日の1.5倍の距離を走らないといけない」ということを思い出し、気持ちを切り替えて、まわりの景色や冬空に光るオリオン座の星を眺め上げながら、きつくなったら少し歩いて、走り続けました。そうすると、少しずつ少しずつ熊本港に近づいて行って、最後の大橋が長く感じましたが、ようやく熊本港の桟橋に辿りつきました。帰りの復路は往路よりも不思議と気持ち的に楽に走れました。と言っても、合計3時間36分かかりましたが(__)。

この時の経験で、決して無理をせず、あまり先のことを考えずに、ただ目の前の一歩だけを見つめて歩みを重ねていけば、どんな遠くに見えるところへもいつかはたどり着くことができるんだ、ということを体得したように思います。本番の時の30キロ過ぎてからの右膝痛は想定外の出来事でしたが、痛みがどんどん増してきて、まだあと10キロ以上走らなければなならいというあの状況下でも、「リタイア」ということをつゆほども考えなくてすんだのは、一週間前のこのリハーサルランをやったお陰だったと思います。

話は飛びますが、2012年2月5日の私のブログ「If you can dream it,」という記事の中で、「30歳からの英語攻略」という本の中から、著者の次の言葉をご紹介したことがあります。

私は「目的地に到達するまで絶対に歩き続けよ」と書きました。この本が出たのも、私がこのいつもの私の信条を実行したからにほかなりません。本を出版しよう、と勝手に決め、また、「徒歩大阪行き」方式のワンパターンで執拗に歩 き続けたのです。英語マスターの秘訣を尋ねられた小林克也氏は、一言「努力です」と答えられましたが、私は願望実現の秘訣を尋ねられたら、「歩くのをやめないことです」と答えるでしょう。「成功」とは、「挫折」の積み重ねなのです。

私がこの本を読んだのは15年以上前のことで、その頃、このこと↑について頭では理解していたのだと思いますが、今回のマラソン体験で、初めて身体で少し理解できたのではという気がします。

「千里の道も一歩から」 今回のマラソン挑戦で得たものをもとに、これからも目標を立てて、その実現に向けて一歩一歩、歩みを続けて行きたいと思います。



        万里の長城

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