選択理論心理学

きのちゃん

2014年04月06日 00:18

皆さん、こんにちは。

今日は久しぶりに、このブログのメインテーマらしい話題で、大分以前に読んだ本の、ある箇所を最近ふと思い出しましたので、ご紹介させて頂きます。

「選択理論心理学」。これはアメリカの精神科医ウイリアム・グラッサー博士が提唱している理論ということで、概要は下記のとおりです。少々長いですので、お時間のある時にでもどうぞ。


「選択理論心理学」の三つの原則

 原則1
 人は、自分自身の行動に対して責任がある。
 社会や遺伝や過去の出来事のせいではない。すべては、その人の選択である。

 原則2
 人は変わることができる。
 そして、より効果的な人生を送ることができる。

 原則3
 人の行動には目的がある。ちょうど、陶芸家が粘土をこねるように、自分の環境を
 操作して、自分の欲している心のイメージ写真に近づける行動をする。

以上を説明するのにウイリアム・グラッサー博士はこんな例を挙げています。

「電話が鳴ると受話器をとる。なぜとるのかと聞くと、ベルが鳴ったからだという。みんな外側の刺激(ベルが鳴る)に反応し受話器をとると信じている。これは今まで心理学でいわれてきた刺激・反応理論による行動の説明である。しかし、選択理論心理学ではそう考えない。ベルが鳴ったからというのは無関係ではないが、その人がとりたかったからとったのであり、とることをその人が選択したからとったのである。われわれはそのときどきに、もっとも自分を満足させる行動をとると選択理論心理学では考えるのである。実際、あなたはベルが鳴っても、受話器をとらないときもあるのではないだろうか」(『人生はセルフコントロール』より)

つまり、どんな行動も、自分がそうなりたいから、そうしたいから、そういう行動を選びとっているのです。すなわち、すべての行動は自分が選択したものだということです。自分にとって情けない行動ですら、それは自分がそうしたかったから、それが最善の方法だから選びとったのだということです。

(以上、「絶対営業力」青木仁志氏著/産能大学出版部刊より抜粋)



何となく、逆説的な理論の様な印象もありますが、私が一番大切だと感じたのは、最初に引用した部分の、

 原則2
 人は変わることができる。
 そして、より効果的な人生を送ることができる。

という箇所です。私もこのことをしっかりと理解して、常に自分の望む人生を選択し、日々実践していきたいと思います。

今日はこの辺で。



関連記事