社交ダンスのパーティでのマナー(2)
昨日に引き続き、今日もダンスパーティの時のマナーについて書いてみます。
ずっと以前は、ダンスパーティでは男性が女性を誘うもので、女性から誘うのはマナー違反だとか、女性は男性が誘った時には断ってはいけないと言われていました。
しかし時は流れて、近年のヨーロッパのダンス教師協会でのダンスのマナーについての協議の結果、ダンスパーティで女性から誘ってもマナー違反とはならないし、男性から誘われた時、それなりの理由があれば断っても良いということになったそうです。
これも時代の流れで、当然と言えば当然でしょうね。
ただ、女性が男性のダンスの申し込みを断る時には、やはり気遣いが欲しいものです。
実は男性の方も女性を誘うには相当な勇気がいるのです。それでようやく勇気を振るって誘ったものの、あっさりと断られた時には相当なダメージを受けます。
ですから、女性の方はできれば、「ごめんなさい。今休んでいますので…」と言ったような、できるだけ男性が傷つかないような言葉を選んで下さい。そして、ひとりの人をお断りした時には、同じ曲のとき、違う人から誘われても踊らないというくらいの思い遣りを持って頂きたいと思います。
一番いけないのは、誘いに来た男性を足元から頭のてっぺんまで値踏みするように見たあげく、何も言わずに手を振って断ること。このようにして断られた男性は、立ち直るのには相当かかるでしょう。気の弱い男性でしたら立ち直れないかもです。
昨日も書きましたが、ダンスパーティは誰もが楽しいひとときを求めて集まる場所です。お互いに思い遣りと気配りを持ったマナーを守って、素敵な一夜にしたいものですね。
今日はこの辺で。
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