2014年03月09日
凡事徹底
皆さん、こんにちは。
お天気の良いお昼には、春がもうそこまで来ていることを感じさせるようになりましたが、朝夕はまだまだ冷え込みますね。
さて、今日は最近読み返している、6年ほど前に読んだ本、「凡事徹底」からのご紹介です。
この本の著者はカー用品などの販売「イエローハット」の創業者、鍵山秀三郎氏で、趣旨は「平凡なことを非凡に努めること。微差の積み重ねが絶対差となる!」(著書の帯から引用)というものです。
早速ですが、その中から何カ所か引用させて頂きます。
福沢諭吉先生は、鄙事(ひじ)、つまり普通の人たちが雑事と片づける細々としたこと、例えば、朝起きたら布団をたたむとか雨戸を開けるとか、ちょっと家の前を掃くとか、そういった身辺の雑事に対していつも多能で、器用でなければいけないと教えております。
また、芥川龍之介は、「人生は瑣事に苦しみ、瑣事を楽しまなければいけない」と書いております。同じようなことを期せずして二人の大家が言っているわけです。(中略)
ずいぶん前の日本経済新聞に、夏目漱石が芥川龍之介と久米正雄にあてた手紙のことが出ておりました。この中で、夏目漱石が芥川龍之介に、「世の中は根気の前には頭を下げることを知っています。火花の前には一瞬の記憶しか与えてくれません。だから、牛のよだれのようにもっと根気よくやりなさい」ということをこんこんと書いていたのです。
(鍵山秀三郎氏著 「凡事徹底」p.14~26から引用抜粋)
三カ所引用させて頂きましたが、それぞれ日本の文学史に燦然と名を連ねる大家達が、日常のちょっとしたことを根気強くやり続けることが大切だと言っていることに、私はびっくりしました。
そして、高い目標をかかげることは良いけれど、少しの努力しかしないまま、なかなか夢が叶わないことにサジをなげてしまいそうになったり、一方では、日常の細々したことには、忙しさを理由に構わなかったりしている自分に気づき、恥ずかしく感じました。
まずは、平凡なことをきっちりとやること。そしてそれを徹底的に積み重ねていくこと。これが「非凡」に繋がるということをしっかり自分に言い聞かせながら、日々の仕事をやっていこうと心がけている、今日この頃です。
お天気の良いお昼には、春がもうそこまで来ていることを感じさせるようになりましたが、朝夕はまだまだ冷え込みますね。
さて、今日は最近読み返している、6年ほど前に読んだ本、「凡事徹底」からのご紹介です。
この本の著者はカー用品などの販売「イエローハット」の創業者、鍵山秀三郎氏で、趣旨は「平凡なことを非凡に努めること。微差の積み重ねが絶対差となる!」(著書の帯から引用)というものです。
早速ですが、その中から何カ所か引用させて頂きます。
福沢諭吉先生は、鄙事(ひじ)、つまり普通の人たちが雑事と片づける細々としたこと、例えば、朝起きたら布団をたたむとか雨戸を開けるとか、ちょっと家の前を掃くとか、そういった身辺の雑事に対していつも多能で、器用でなければいけないと教えております。
また、芥川龍之介は、「人生は瑣事に苦しみ、瑣事を楽しまなければいけない」と書いております。同じようなことを期せずして二人の大家が言っているわけです。(中略)
ずいぶん前の日本経済新聞に、夏目漱石が芥川龍之介と久米正雄にあてた手紙のことが出ておりました。この中で、夏目漱石が芥川龍之介に、「世の中は根気の前には頭を下げることを知っています。火花の前には一瞬の記憶しか与えてくれません。だから、牛のよだれのようにもっと根気よくやりなさい」ということをこんこんと書いていたのです。
(鍵山秀三郎氏著 「凡事徹底」p.14~26から引用抜粋)
三カ所引用させて頂きましたが、それぞれ日本の文学史に燦然と名を連ねる大家達が、日常のちょっとしたことを根気強くやり続けることが大切だと言っていることに、私はびっくりしました。
そして、高い目標をかかげることは良いけれど、少しの努力しかしないまま、なかなか夢が叶わないことにサジをなげてしまいそうになったり、一方では、日常の細々したことには、忙しさを理由に構わなかったりしている自分に気づき、恥ずかしく感じました。
まずは、平凡なことをきっちりとやること。そしてそれを徹底的に積み重ねていくこと。これが「非凡」に繋がるということをしっかり自分に言い聞かせながら、日々の仕事をやっていこうと心がけている、今日この頃です。
