2017年06月26日

眠られぬ夜のために / ヒルティ

こんにちは。

また新しい週が始まりましたね。そして今週末にはもう7月です。
一週間、一ヶ月、一年の過ぎ去ることの早さには驚くばかりです。

さて、今日はまた最近読んでいる本からのご紹介です。書名はヒルティ著の「眠られぬ夜のために」で、先日このブログでご紹介した「幸福論」の著者の、もう一つの大作です。幸福論が素晴らしかったので、こちらも取り寄せて今平行して読んでいます。
この本の表紙に次のように書かれています。

 眠れない夜はつらい。しかしいたずらに嘆いていないで、我々はそれを、日頃怠りがちな自己反省のための、静かな妨げられない時間として活用しようではないか。ヒルティは青年にむかってこう語りかける。(攻略)

タイトルからは、西条秀樹(オリジナルはオフコース)の「眠れぬ夜」の方を思い出してしまいそうですが、それはともかく、内容は色々と示唆に富んでいて、ところどころ大変有益です。ただ古い本なので言葉や表現(訳)が難解なところが多く、読んでいると眠くなってきて、結果、心地よい眠りに落ちることができ、いつもベッドの横に置いて毎晩寝る前に読むことにしています。著者がこのことを念頭に置いてタイトルをつけたとすればさすがだと思います。
  ちが~う (-_-)/~~~ピシー! > kinochan,,,

ジョークはこのくらいにして、今日は次の箇所をご紹介させて頂きます。

どんな仕事でもすべて、長いあいだかかってまわりくどい「下準備」などはせず、即座に、元気よくとりかからねばならない。ただちに目標とする中心的な思想に向かって突進すべきである。その場合、たいてい、重要な思想は、きわめて数少ないものである。そうすれば、付随的な思想は、仕事をすすめる間に、おのずからそれにつけ加わって思い浮かぶものである。
 (「眠られぬ夜のために」ヒルティ著 p.137から引用)

後半が少々抽象的で難解な感じがしますが、私の理解では、難しくて時間がかかりそうな仕事のことを事前にあれこれと考えて、取りかかることをずるずると引き延ばすのではなく、「即座に、元気よく、ただちに」取りかかりなさい。そうすれば、難しそうに感じていたことがらも、解決策が自然に出てくる。と。

やるべきことを、それが大変そうだからといって、ずるずると先延ばししてしまうクセのある自分にとって、これは大変貴重なアドバイスでした。あとは実行あるのみですね。
さあ、今週は何事も「即座に、元気よく、ただちに」とりかかるよう、頑張ります p(^^)q。

ではまた来週。



  


Posted by きのちゃん at 10:15Comments(0)夢の実現

2017年06月18日

横浜マラソンにエントリー

こんにちは。

今日は久しぶりにマラソンの話題です。

今年の10月29日に横浜で開催される第3回横浜マラソンに、千葉在住の次男と一緒に出場することになりました。次男とは、昨年の10月23日に千葉で開催された千葉アクアラインマラソンに一緒に出場しましたが、アクアラインマラソンは二年に一回の開催となっていて、今年はなくて、その代わりということでもないのですが、同じ時期に開催される横浜マラソンに出場申込みしました。結果、2.7倍の倍率の抽選に運良く当選し出場することになったものです。

横浜マラソンのフルマラソンの出場者数は、28000人となっていて、熊本城マラソンの倍以上の規模の大きな大会です。本番まであと4ヶ月と10日余り。出る以上は今回こそ自己ベストを更新できるよう準備したいと思います。やはり具体的な、期限付きの目標が定まると、何事もやる気が出るものですね。

さぁ、明日からまた頑張るゾ。(^^)v





  


Posted by きのちゃん at 00:08Comments(0)つれづれ日記

2017年06月11日

能古島の片思い/井上陽水

こんにちは。

今日は久しぶりに、私のお気に入りの歌のご紹介です。

先日、お客様の大学教授の医局でパソコンのアフターをしていたら、隣の教授室から井上陽水の曲が流れてきて、つい懐かしく聞き惚れてしまいました。あとから教授に、「先生の部屋から陽水の曲が流れてきたんですが…」とお話ししたら、「ああ、ボクは陽水が一番好きなんですよ。中でも『能古島の片思い』が一番好きで…」と言われ、「そうなんですか。実は私も『能古島の片思い』が大好きで、あの曲は大学時代のダンスパーティではジルバの定番で、いつも踊ってました」と、話がはずみました。

ということで、今日ユーチューブでこの曲を検索したら、懐かしいレコードで再生している動画が見つかりました。URLは下記のとおりです。お時間のある時にでも良かったらどうぞ。

能古島の片思い
https://www.youtube.com/watch?v=Saziu2WcFww


  


Posted by きのちゃん at 00:01Comments(0)My Favorite Songs

2017年06月04日

幸福論 ヒルティ(2)

こんにちは。

6月になりました。ホントに早いですね。
さて今週は、先週の「幸福論」の続きです。

ヒルティの「幸福論」の本は、森信三氏の「修身教授録」の中で紹介されていたと書きましたが、その下りは下記のとおりです。

「ヒルティの『幸福論』は有名な書物ですから、諸君らもそのうち是非一読されるがよいと思います。ところがヒルティはこの書物の巻頭を、まずこの仕事の処理法という問題に充てているのです。もって仕事の処理ということが、人間の修養上、いかに重大な意味をもつかがお分かりでしょう」

「幸福論」という本は全3巻にわたる大作ですが、その最初に、幸福論という大きなテーマからすぐには連想しにくい、現実的な問題である「仕事の処理法」から始まっていることは確かに意外な感じがします。しかし、実はこのことが非常に重要なことであることが、あとから理解できました。

前置きはこの位にして、今日のご紹介箇所を下記に引用します。最初の部分は先週引用した箇所を再引用してあります。

最も活溌な人でも、その天性に従うならば、仕事よりもほかのことで楽しむ方を喜ぶ。勤勉は、感覚的な怠惰よりも一層強い動機がなければ生まれるものではない。そしてこの動機には、常に二種類ある。低い方の動機は、欲情、とくに名誉心や貪欲、わけても生活維持の必要、などである。高い方の動機は、仕事そのものに対する・あるいはその人々のために仕事をしなければならぬその人々に対する・愛や責任感情である。

この部分を読んで、稲盛和夫氏の「動機善なりや 私心なかりしか」という言葉を思い出しました。内容的には同じことを言っているような気がします。

難しい解釈は置いておくことにして、私なりに感じたことは、自分の利益だけの目的で何かをやろうとしても、それが大変だった場合、あっさりと挫折してしまうが、それが高い使命感や、愛する人々への責任感から生まれたものであれば、頑張りがきくということでした。身近な例で言えば、自分の子供の生命の危機に面したとき、親は自分の身体を投げ出しても子供を守ろうとするということでしょうか。

少し話がそれましたが、この下りで私が学んだことは、何か仕事をやろうとするとき、ただ自分の利益を考えるのではなく、この仕事をやることによって、誰が喜んでくれるだろうか、誰の幸せのお役に立てるだろうかと考えることが大切だということでした。綺麗事ではなく、このことをこれからの毎日の仕事に活かしていこうと思います。

長文になりました。最後まで読んで頂きありがとうございました。

さぁ、今週もガンバ p(^^)q。




  


Posted by きのちゃん at 00:01Comments(0)夢の実現