2011年08月25日

「踊りませんか?」序にかえて

このブログは、社交ダンスの魅力を、ひとりでも多くのかたにお伝えしたいという気持ちで開設しましたが、ダンスのプロという私の立場から、ダンスは素晴らしいですよということは、捉えようによっては我田引水的な感じになってしまうのではと思います。

その点、いちアマチュアダンス愛好家である浅野女史の、実際のダンス歴の経験談ということになると、より説得力が増すのではと思います。それもダンスの本場ヨーロッパの、フランスでのお話というのが、またおしゃれでいいですよね。

それで、これからもこの「踊りませんか?」の本の中から、私が共感した箇所を引用して、それに私のコメントを付け加えるという形で、できるだけご紹介させて頂きたいと思います。

今日は、「序にかえて」というまえがきの部分からの引用です。


|ダンスと再会したのは、パリで生活するようになってだいぶ経ってから
|のこと。30歳になっていた。軽い運動のつもりで始め、ダンスのおも
|しろさに開眼し、あっという間にのめり込んだ。何年間か、競技ダンス
|に精を出した時期もある。競技会のストレスやパートナーとの衝突も味
|わった。ダンスに負うものを挙げれば数知れない。夫と出会ったのもダ
|ンスがきっかけ。子育てもダンスとともにあった。ダンスを通じて私は
|人間的にも女性としても成熟していったように思う。もちろん健康もいっ
|しょについてきた。(中略)

|ダンスの魅力も難しさも、言葉で表現するのはなかなか難しい。つかま
|えようとすると、うなぎのようにするりと身をかわして逃げてゆく。だ
|から、ダンスはいつまでも謎のままだ。飽きることがない。私はその謎
|を、ダンスをする人ともしない人とも、ともに分かち合ってみたいと思っ
|てこの本を書き始める。

|(浅野素女 著「踊りませんか?」序にかえて から引用)


この中で特に私が共感したところは、「競技会のストレスやパートナーとの衝突も味わった」と言う部分です。

競技会は見た目が華やかであこがれる人も多いですが、実際は結果が出ますので良いときは良いですが、結果が伴わない時にはどうしても、パートナー同士、自分のことは棚に上げて相手にその原因を求めてしまいがちです。

それで、競技ダンサーのカップルの解消は日常茶飯事です。最近では世界のトッププロ達のカップル解消が多くて、話題になっています。

競技ダンスのパートナーを見つけるのは、結婚相手を見つけるより難しいと、ダンス界では言われているくらいです。

私はお陰様で、私にはもったいないくらいの良きパートナーに恵まれていますので、お互い力を合わせて、より良いダンスを目指してこれからも頑張っていきたいと思っています。

今日はこの辺で。


「踊りませんか?」序にかえて


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Posted by きのちゃん at 21:56│Comments(0)つれづれ日記
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