2013年02月18日
初フルマラソン奮戦記
皆さん、こんばんは。
今日は一日雨模様でしたね。昨日降らなくて、ホントにラッキーでした。
さて、昨日熊本城マラソンに初めて挑戦した一日のことを、少し詳しくレポートさせて頂きます。
最初に結果から。フルマラソンに出場するにあたって、下記4つの目標を立てましたが、その結果とそれぞれの自己評価です。
1.先ずは完走
結果…何はともあれ完走できた
評価…◎
2.タイムは、一応マラソン初参加の合格ラインと言われる5時間半
結果…5時間43分
評価…△(目標に13分遅れた)
3.怪我をしない
結果…右膝を少々痛めた
評価…○(状況から見て○をあげたい)
4.本番翌日も普通に仕事をする
結果…今日一日普通に仕事をした
評価…◎(無理をした割りには普通にできた)
当日、と言っても昨日のことですが、集合が8時でしたので、朝6時半に目覚ましをかけたのですが、5時17分頃には目が覚めてしまいました。スタートは9時2分で、スタートラインに40分前には並びました。昨日は早朝の気温が0.8度だったそうで、とても寒かったです。
さて、スタートの号砲後、中間地点の21キロあたりまでは、比較的マイペースで快調に走ることができました。右膝と右腰の後ろに少し違和感がありましたが、練習の時にもそれくらいのことは何度もあったので、気にしませんでした。
中間地点のタイムが、2時間42分だったので、このペースで行けば、5時間22分でゴールできると、気持ちよく走りました。丁度24キロ地点を通りかかった時、テレビ中継のカメラが置いてあったので、ポーズをとったら、その姿が実況中継に映っていたらしく、ウチの家族達が丁度テレビを観ていて、大受けしたと、あとから聞きました。
27キロ前後あたりから、急に右の膝の痛みが増してきて、「ん?ちょっとこれ、まずい」と思い始めました。目標のひとつが「身体を痛めない」ことだったので、無理をせず、時々歩いて衝撃を和らげました。
段々右膝の痛みが強くなって、一歩走るたびに、ズン、ズンとひびき始めまして、「ん?これはかなりまずい」と思い、歩いたり走ったりしました。
そのうち、数歩走るだけで、膝に衝撃を感じ始めたので、このまま無理をしたら、膝を痛めてケガをしてしまうと感じ、大変不本意でしたが、歩くことにしました。32キロあたりのことです。
この付近に来ると、まわりのランナー達も、歩いている人がほとんどで、残り2~3割の走っている人も、歩く速度よりも多少早い位でしたので、「走ることにこだわって無理をして走るより、ここは我慢して、明日のことを考えて歩きに徹しよう」と自分に言い聞かせました。
35キロを過ぎたあたりで、このままでは6時間を超えてしまうのでは、とチラッと焦りを感じました。やはり最低でも6時間は切りたいという気持ちがありました。そんなとき、私の横を、どうみても70歳は超えておられると見える、年配ランナーの人が、背中をまるめた決してカッコいいとはいえないフォームで、とつとつと走って抜いて行かれました。
一方、沿道には応援の方達が沢山おられて、旗を振り、あめ玉やバナナを差し出してくれて、「頑張ってくださ~い」と笑顔で声援をしてくれています。その時、フッと、「これではいけない。明日の仕事の為とはいえ、このまま歩いてゴールしてしまったら、きっと悔いを残す。まだ自分はベストを尽くしていないではないか! 確かに右膝はかなり危ない状況ではあるが、仮に痛めてしまっても、いつかは癒えるだろう。えい、ままよ。膝を痛めてしまってもいいから、ここからは悔いのないようベストを尽くして走ろう!」という気持ちが湧いてきました。
万一の時のために持ってきていた、痛み止めのロキソニン錠を2錠、1時間くらい前に飲んだのも効いて来ていたのかも知れません。意を決して再び走りだしたら、最初はやはりズンズン膝に衝撃は来たものの、歯を食いしばって走り続けていたところ、段々と走れるようになってきました。
まわりはほとんど歩いている人たちばかりでしたので、その間を縫うように走り続けました。それからゴールまでの30分くらいは、あとから振り返ると、夢中であまり良く覚えていません。沿道の応援の中に、ウチの生徒さんや顔見知りの人がいて、旗を振ってくれたり声をかけてくれたりしたことは覚えていますが、あとは、自分で自分に「えい!えい!えい!」と、かけ声をかけながら、夢中で走りました。
「あと2キロ」の表示が見えてからの、残り2キロがまた長く感じました。最後の熊本城二の丸の上にあるフィニッシュまでの上り坂では、また何度か歩いてしまいました。
最後に「FINISH」のアーチが見えた時には、感動というよりも、ホッとしたという気持ちの方が強かったです。鈴なりの出迎えの応援の人たちの衆目の中ゴールしました。
ゴールしたあと、最後の5キロだけだったけど、気力と体力を振り絞って走り抜いたことを、本当に良かったと思いました。あれがなかったら、私のフルマラソンデビューは、自分の中では挫折というイメージで残ったでしょう。タイムが目標を切れなかったことが残念でしたが、これは来年へのリベンジの動機付けにしたいと思います。
膝の方は、昨日夕方に近場の温泉に行って、アフターケアをしっかりやったところ、幸い何とか大事に至ることもなく、今日の仕事も比較的普通にやることができました。
終わってみると、まるで夢のような一日でした。冷静に考えると5時間も6時間も走り続けるということは、やはり大変なことですね。でも本当に良い経験をすることができました。これからもランニングを、私の趣味のひとつとして、日頃のトレーニングに取り入れて行きたいと思います。
長文になってしまいました。最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
追記:
↓の図は、昨日身につけて走ったナイキスポーツバンドというもので計った、私のマラソンの走行距離と速度と経過タイムの相関グラフです。(縦軸が走行速度、横軸が移動距離と経過時間) 中盤まではまあまあのペースだったのが、「走り・歩き」→「歩き・走り」→「歩き」とどんどんペースダウンして、最後に意を決して走り抜いた自分の姿が、そのままグラフに現れています。

今日は一日雨模様でしたね。昨日降らなくて、ホントにラッキーでした。
さて、昨日熊本城マラソンに初めて挑戦した一日のことを、少し詳しくレポートさせて頂きます。
最初に結果から。フルマラソンに出場するにあたって、下記4つの目標を立てましたが、その結果とそれぞれの自己評価です。
1.先ずは完走
結果…何はともあれ完走できた
評価…◎
2.タイムは、一応マラソン初参加の合格ラインと言われる5時間半
結果…5時間43分
評価…△(目標に13分遅れた)
3.怪我をしない
結果…右膝を少々痛めた
評価…○(状況から見て○をあげたい)
4.本番翌日も普通に仕事をする
結果…今日一日普通に仕事をした
評価…◎(無理をした割りには普通にできた)
当日、と言っても昨日のことですが、集合が8時でしたので、朝6時半に目覚ましをかけたのですが、5時17分頃には目が覚めてしまいました。スタートは9時2分で、スタートラインに40分前には並びました。昨日は早朝の気温が0.8度だったそうで、とても寒かったです。
さて、スタートの号砲後、中間地点の21キロあたりまでは、比較的マイペースで快調に走ることができました。右膝と右腰の後ろに少し違和感がありましたが、練習の時にもそれくらいのことは何度もあったので、気にしませんでした。
中間地点のタイムが、2時間42分だったので、このペースで行けば、5時間22分でゴールできると、気持ちよく走りました。丁度24キロ地点を通りかかった時、テレビ中継のカメラが置いてあったので、ポーズをとったら、その姿が実況中継に映っていたらしく、ウチの家族達が丁度テレビを観ていて、大受けしたと、あとから聞きました。
27キロ前後あたりから、急に右の膝の痛みが増してきて、「ん?ちょっとこれ、まずい」と思い始めました。目標のひとつが「身体を痛めない」ことだったので、無理をせず、時々歩いて衝撃を和らげました。
段々右膝の痛みが強くなって、一歩走るたびに、ズン、ズンとひびき始めまして、「ん?これはかなりまずい」と思い、歩いたり走ったりしました。
そのうち、数歩走るだけで、膝に衝撃を感じ始めたので、このまま無理をしたら、膝を痛めてケガをしてしまうと感じ、大変不本意でしたが、歩くことにしました。32キロあたりのことです。
この付近に来ると、まわりのランナー達も、歩いている人がほとんどで、残り2~3割の走っている人も、歩く速度よりも多少早い位でしたので、「走ることにこだわって無理をして走るより、ここは我慢して、明日のことを考えて歩きに徹しよう」と自分に言い聞かせました。
35キロを過ぎたあたりで、このままでは6時間を超えてしまうのでは、とチラッと焦りを感じました。やはり最低でも6時間は切りたいという気持ちがありました。そんなとき、私の横を、どうみても70歳は超えておられると見える、年配ランナーの人が、背中をまるめた決してカッコいいとはいえないフォームで、とつとつと走って抜いて行かれました。
一方、沿道には応援の方達が沢山おられて、旗を振り、あめ玉やバナナを差し出してくれて、「頑張ってくださ~い」と笑顔で声援をしてくれています。その時、フッと、「これではいけない。明日の仕事の為とはいえ、このまま歩いてゴールしてしまったら、きっと悔いを残す。まだ自分はベストを尽くしていないではないか! 確かに右膝はかなり危ない状況ではあるが、仮に痛めてしまっても、いつかは癒えるだろう。えい、ままよ。膝を痛めてしまってもいいから、ここからは悔いのないようベストを尽くして走ろう!」という気持ちが湧いてきました。
万一の時のために持ってきていた、痛み止めのロキソニン錠を2錠、1時間くらい前に飲んだのも効いて来ていたのかも知れません。意を決して再び走りだしたら、最初はやはりズンズン膝に衝撃は来たものの、歯を食いしばって走り続けていたところ、段々と走れるようになってきました。
まわりはほとんど歩いている人たちばかりでしたので、その間を縫うように走り続けました。それからゴールまでの30分くらいは、あとから振り返ると、夢中であまり良く覚えていません。沿道の応援の中に、ウチの生徒さんや顔見知りの人がいて、旗を振ってくれたり声をかけてくれたりしたことは覚えていますが、あとは、自分で自分に「えい!えい!えい!」と、かけ声をかけながら、夢中で走りました。
「あと2キロ」の表示が見えてからの、残り2キロがまた長く感じました。最後の熊本城二の丸の上にあるフィニッシュまでの上り坂では、また何度か歩いてしまいました。
最後に「FINISH」のアーチが見えた時には、感動というよりも、ホッとしたという気持ちの方が強かったです。鈴なりの出迎えの応援の人たちの衆目の中ゴールしました。
ゴールしたあと、最後の5キロだけだったけど、気力と体力を振り絞って走り抜いたことを、本当に良かったと思いました。あれがなかったら、私のフルマラソンデビューは、自分の中では挫折というイメージで残ったでしょう。タイムが目標を切れなかったことが残念でしたが、これは来年へのリベンジの動機付けにしたいと思います。
膝の方は、昨日夕方に近場の温泉に行って、アフターケアをしっかりやったところ、幸い何とか大事に至ることもなく、今日の仕事も比較的普通にやることができました。
終わってみると、まるで夢のような一日でした。冷静に考えると5時間も6時間も走り続けるということは、やはり大変なことですね。でも本当に良い経験をすることができました。これからもランニングを、私の趣味のひとつとして、日頃のトレーニングに取り入れて行きたいと思います。
長文になってしまいました。最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。
追記:
↓の図は、昨日身につけて走ったナイキスポーツバンドというもので計った、私のマラソンの走行距離と速度と経過タイムの相関グラフです。(縦軸が走行速度、横軸が移動距離と経過時間) 中盤まではまあまあのペースだったのが、「走り・歩き」→「歩き・走り」→「歩き」とどんどんペースダウンして、最後に意を決して走り抜いた自分の姿が、そのままグラフに現れています。

Posted by きのちゃん at 23:32│Comments(2)
│その他
この記事へのコメント
きのちゃん先生
初挑戦 熊本城マラソン、完走おめでとうございます。
(*^-^*)
私は第3関門でボランティアをしてたのに、きのちゃん先生のかっこいい走り姿を見逃してしまいました、残念!
お疲れ様でした~
初挑戦 熊本城マラソン、完走おめでとうございます。
(*^-^*)
私は第3関門でボランティアをしてたのに、きのちゃん先生のかっこいい走り姿を見逃してしまいました、残念!
お疲れ様でした~
Posted by tokimama at 2013年02月19日 08:49
ときままさま、
お祝いコメントをありがとうございます。
熊本城マラソンボランティア、大変ありがとうございました。
走っていて、ボランティアの方たちの応援と笑顔が
本当に嬉しくて、元気をもらいました。
おかげで何とか完走できました。
来年は一緒に走りましょうね!(^^)!
お祝いコメントをありがとうございます。
熊本城マラソンボランティア、大変ありがとうございました。
走っていて、ボランティアの方たちの応援と笑顔が
本当に嬉しくて、元気をもらいました。
おかげで何とか完走できました。
来年は一緒に走りましょうね!(^^)!
Posted by きのちゃん
at 2013年02月19日 22:46
