2014年04月20日
いきいきと生きよ ゲーテに学ぶ
皆さん、こんにちは。
今日も先週に引き続き、ゲーテの言葉のご紹介です。
では、早速。
生きているあいだは、いきいきとしていなさい。 (『ファウスト』)
昼のあいだは、はたらきなさい。 (ボアスレーあての手紙)
二つのことばは、別々に発せられたものだが、もしゲーテの人生観と生き方を、いちばん手短に言い
表しているものを選ぶとしたら、この二つにまさるものはあるまい。ゲーテのような生きることの天才
でなければ、とてもこうは言えない。ときどきこういういぶきを浴びるのはわれわれの薬になる。(中略)
ゲーテが、73歳という齢で恋をしたほどの気の若い人であったのも、やはり同じところから来ていよう。
生きているから、いきいきとせずにはいられず、好きな人に会えば恋をせずにはいられなかったのだろう。
恋をするまでにならなくとも、いつも若々しいのはいいことである。(中略)
昼のあいだ、つまり、夜にならないうちは、はたらきなさい、ということも、ゲーテ自身が実践したことは
言うまでもない。そうでなければ、130巻もの全集の仕事ができるはずはない。
(「いきいきと生きよ ゲーテに学ぶ」著:手塚富雄 p.28-30から抜粋引用)
解説者の手塚富雄氏が、この本のタイトルを「いきいきと生きよ ゲーテに学ぶ」としたのは、このくだりからだったことがうかがわれます。
ゲーテと聞くと、歴史に残る文豪、そして哲学者というイメージがあって、少々近寄りがたい偉人のような感じが強いですが、この本を読んでいくと、ふつうの当たり前のことを述べている、極めて人間らしい人物であることが分かります。
今回このブログを書くにあたって、ウェブでゲーテのことを調べていたところ、数年前に、「ゲーテの恋~君に捧ぐ「若きウェルテルの悩み」~」という映画が公開されたことを知り、興味を持ち、アマゾンで取り寄せることにしました。
来週は、この映画の感想をブログに書きたいと思っています。
と言うところで、今日はこの辺で。

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