2011年09月14日
10ダンス 社交ダンスミニ知識
今日は社交ダンスのミニ知識です。
社交ダンス(ボールルームダンス)には、10(テン)ダンスと言って、次のモダン5種目、ラテン5種目の10種目があります。
スタンダード(モダン)
ワルツ
タンゴ
スローフォックストロット
クイックステップ
ヴェニーズワルツ(ウインナワルツ)
ラテンアメリカン
ルンバ
チャチャチャ
サンバ
パソ・ドブレ
ジャイブ
で、少し専門的になりますが、モダン5種目のうち、タンゴをのぞく4種目はスウィングダンスと言われます。どう違うかというと、簡単に言うと、タンゴを除く4種目は、ステップのフットワークに、つまさき立ちするところがあり、タンゴは基本的にはありません。スウィングダンスでは、つま先立ちになった姿勢から次のステップを踊るときに、振り子運動のようなスウィングを起こすことが大切になります。
一方、ラテン種目のフットワークで、パソ・ドブレを除く4種目は、基本的にウォークをする時に、つま先から前進し、後退するときにはつま先を残して少し引きずるようにステップしますが、パソ・ドブレはモダン種目のようにヒールから前進します。
モダン種目の中でラテンに比較的近いのがタンゴであり、ラテンの中でモダンに似通ったところがあるのがパソ・ドブレで、この二つの種目はいわば従兄弟同士のようなところがあります。
ダンスを踊るときに、ドレスの色でその種目の特徴を表すことが多いのですが、その点タンゴとパソは、どちらも「赤」がテーマの色であることが多いことがそれを物語っています。
以前、役所広司さんと草刈民代さんの共演で大ヒットした映画、「Shall we ダンス?」の映画のオリジナルサウンドトラック盤の中に、「恋の10ダンス」と言うのがありますが、今日はこの「10ダンス」の意味をご紹介しました。ちなみにこの曲はジルバで踊ります。
これからも時々、社交ダンスミニ知識シリーズも載せていきたいと思っています。
