2012年02月26日

早すぎる”あきらめ”

前回のブログで、"Never Give Up"の大切さのお話をさせて頂きましたが、このことに関連して、これもずいぶん昔に読んだ本のエピソードを思い出しましたので、今日はそれをご紹介させて頂きます。

今日の引用は、ナポレオン・ヒル著の「成功哲学」の本の中からです。私が持っているこの本の発行年月は、1981年の4月で第19版となっていましたので、30年ほど前に買ったようです。その後何度も読み直したとは言え、30年も前に読んだ本の一節を、ふと思い出すのですから、やはり読書というものは、自分の人生の生き方・考え方に大きな影響を与えるものだと、あらためて思いました。

前置きが長くなりました。では引用です。


|早すぎる”あきらめ”

|失敗の最大の原因は、一時的な敗北にあまりにも簡単に”あきらめ”て
|しまうことである。これは誰もが一度や二度は経験があるのではないだ
|ろうか?

|ゴールドラッシュの時代に、R・U・ダービーの叔父もその”熱に浮かさ
|れて”西部へ出かけていった。だが、叔父は”金塊よりも大切なものが、
|実は人間の中にあるのだ”という知識に欠けていたため、大失敗をする
|のである。

|叔父はシャベルとピックをもって西部にやってきた。そして間もなく
|鉱脈を掘り当てたのである。(中略)ドリルを掘り進むほどにダービー
|達の夢は大きくふくらんでいった。しかし、ある日突然、金の鉱脈が
|消えたのである。彼らの夢ははかなくもくずれ去った。もうそこには
|ひとかけらの金も残されてはいなかったのである。それでもダービー
|達は絶望と闘いながら、祈るような気持ちでさらにドリルを掘り下げ
|ていった。しかし結局、彼らはすべてが水の泡と消えてしまった現実
|を認めざるを得なかった。彼らは”最期の決断を下し”採掘設備のす
|べてをわずか数百ドルの捨て値でクズ屋に売り払い、故郷へ帰ったの
|である。

|ところが、設備を買い取ったそのクズ屋は、念のために鉱山技師に頼ん
|で本当にこの鉱山がダメなものかどうかを調査したのである。(中略)
|その結果、調査に当たった技師の計算にまちがいがなければ、金鉱脈は
|ダービー達があきらめた地層から「たった3フィート下に」現れるはず
|であった。そうして事実、その地層から金鉱脈は再発見されたのである。
|クズ屋はこの鉱脈から何百万ドルもの金鉱を掘り出したのである。

|(ナポレオン・ヒル 著 「成功哲学」 p.16-17から引用)


今日は、あらためて私がコメントする必要もないくらい、印象的なお話ですね。しかもこれは実際にあったお話ですから、説得力も大きいと思います。

引用が長くなりましたので、この後半については、次回またご紹介させて頂きます。

ともかく、「もうひと頑張り」が、いかに大切かということに尽きるようですね。

今日はこの辺で。


  


Posted by きのちゃん at 00:01Comments(2)夢の実現