2012年03月28日

時間は未来から現在、過去へと…

今日は、前回の「時間は未来から現在、過去へと流れる」についての、後半です。

この言葉の意味について、苫米地氏の著書の中で、比較的分かりやすく説明してある箇所を引用させて頂きます。少々長くなりますのでお時間のあるときにでもどうぞ。

|■現在によって過去が変わる

|そう、いまの状況によって、過去の解釈はまったく違ってくるのです。
|もっと分かりやすい例を出しましょう。

|あなたがインターネットで宝くじを購入する際、金額を2桁間違えて、
|100万円分買ってしまったとします。この時点であなたは「大バカ者」
|です。自分で思うだけではなく、周囲の人たちからも「バカな間違いを
|したなぁ」と憐れまれるでしょう。宝くじは当たらないもの、大金を投
|じてもどぶに捨てるようなものだと相場が決まっているからです。

|けれども、その1ヶ月後、「1億円当たっちゃった」とします。すると、
|「大バカ者」という評価が一転します。

|あなたは「自分に何か未来を予見する”見えない力”が働いて、宝くじ
|に100万円を投資したのかもしれない」などと考え、過去のバカな間
|違いも確信犯的な行為だったように思えてきます。周囲の人たちもあな
|たに対する見方を「大バカ者」から「強運の持ち主」に変えるはずです。

|こうして「宝くじを間違えて100万円分買った」という同じ行為が、
|未来によってまったく違う記憶に塗り替えられます。その塗り替えられ
|た過去が、記憶の中の解釈になるわけです。

|もう、おわかりですね。過去と現在の時間因果においては、原因は現在
|で、結果が過去なのです。同様に結果を決める原因は未来にある、とい
|うことです。

|よって、「時間は未来から現在、過去へと流れている」とわかります。

|(苫米地英人氏著 「ドクター苫米地の新・福音書」p.80-81から引用)

いかがでしょうか? 何となく分かったような、分からないような感じかもしれませんね。

いま、ふと思い出したのですが、そう言えば、洋画「バック・トゥ・ザ・フューチャー」のストーリーに、このような事が描かれていたような記憶があります。「未来に行って、未来を変えることによって、現在が変わる」というストーリーです。

そもそも、「時間」という概念は人間が考えついたもので色々な考え方もあるようです。 かのアインシュタインは、時間は幻想にすぎないと指摘し、全ての事象は同時に起きていると教えているそうです。

「時間」についての概念は、とても奥が深いものがありますので、いつかまた改めて取り上げてみたいと思います。

いずれにしても、現在や過去のことにとらわれて自分の貴重なエネルギーを浪費させるかわりに、無限の可能性を秘めている「未来」に向かって、一点集中してエネルギーを注ぐことが大切だと思います。

と言うところで、今日はこの辺で。


  


Posted by きのちゃん at 10:32Comments(0)夢の実現