2012年02月12日

人は誰でも二人の自分を…

今日の言葉は、「集中力」という本からのご紹介です。

この本を買ったのは2007年の2月でしたので、丁度5年ほど前のことで、その後何度も繰り返して読んでいる、私の座右の書の一冊です。

では早速引用させて頂きます。

|人は誰でも二人の自分をもっています

| 前進しようとする自分と、後退しようとする自分です。どちらの自分に集中し、
|育てるかによって、最終的にどんな自分になるかが決まります。どちらの自分も
|支配権を握ろうとしています。決着をつけるのは意志だけです。意志の力をもっ
|て崇高な努力をした人は、輝かしいキャリアを手にし、奇跡と言っていいことを
|成し遂げられます。(中略)

| 平々凡々とした日々を送っていた人が、ある日突然、昏睡状態からさめたよう
|に自分の内にある可能性を伸ばしはじめ、生まれ変わったようになる。そんな人
|の例は、本一冊が簡単に書けるぐらい知っています。人生のターニングポイント
|を決められるのは、あなた自身以外の誰でもありません。神聖な自分に支配権を
|もたせるか、野蛮な自分に支配権をもたせるかの選択です。

| (セロン・Q・デュモン 著 「集中力」 レッスン1 p.16-17から引用)

引用前半に、「決着をつけるのは意志だけです」という文章がありますが、この「意志」という言葉が、この本に於いては大変重要な意味を持っています。

「意志」という言葉は、「意志が強い」とか「意志が弱い」とか平易に使われますが、実はこの「意志」こそが、その人の人生の運命を左右するほど大切なものであることを、この本は教えてくれます。

人間とその他の生物との違いは、この崇高なる「意志」をもっているかどうかであり、人間以外の動物は「本能」だけしかもっていなくて、それにただ従って生きるしかありません。

この本は、人生の根本的な生き方について大変示唆にとんでいるだけでなく、実用的でもあるので、これからこのブログで、時々ご紹介させて頂こうと思っています。

今日はこの辺で。




  


Posted by きのちゃん at 00:01Comments(2)夢の実現

2012年02月08日

カリスマのスピード仕事術 (2)

今日は先週に引き続き、「カリスマのスピード仕事術」のその2です。




小室女史は、(株)資生堂に入社後、社内ビジネスモデル・コンテストで優勝され、育児休業者の職場復帰支援事業を社内ベンチャーとして立ち上げられたそうです。資生堂を退職後、2006年に(株)ワーク・ライフバランスを設立され、育児休業者、うつ病などによる休業者の職場復帰を支援するプログラムを開発され、約200社に導入されたということです。

では、小室女史のインタビューの中から引用させて頂きます。

|小室 まず基本中の基本は、その仕事をできるかぎり小分けにして、少しずつ処
|理できるようにすることですね。イヤな仕事や苦手な仕事って、まとまった時間
|をとっていっぺんに片づけようとしがちですよね。でも、それこそが先送りの最
|大の原因なんですよ。イヤな仕事を長時間続けるのはそうとうな苦痛ですから、
|ついネットサーフィンなんかを始めてしまう。(中略)

|小室 そこで私が考えたのが、「イヤな仕事は小分けにして、好きな仕事のあい
|だに細かく挟んで処理していく」というやり方です。(中略)実際にやってみる
|とわかりますが、好きな仕事をしたあとは気持ちに勢いがついているので、嫌い
|な仕事にも取りかかりやすいんです。(中略)

|一方、嫌いな仕事をやっている最中も、「あと30分経てば、好きな仕事が待っ
|ている」と思うと、意外と頑張れるもの。要は、好きな仕事が嫌いな仕事をやっ
|た「ご褒美」になるわけです。




まず、「仕事を小分けにする」という手法は良く知られているやり方で、この本の中でも何人もの人が言われていましたが、私の場合、上記のこの小室女史の文章を読んで初めて、よしやってみようという気になりました。その理由は自分ではよく分かりませんが、「まず基本中の基本は…」という表現が、あるインパクトになったことは感じています。

また、引用の後半部分の、「好きな仕事が嫌いな仕事をやった『ご褒美』になる」という表現も分かりやすくて、こちらもまた、実際にやってみようという気になりました。

ある人からあることを、色々と理路整然と説明されたり諭されて、頭では「なるほど」と理解できても、そのことを実際に自分がやるところまでいかないことがあります。一方、分かり切った当たり前のことを別の人から言われて、今度は、スッとそれを実行に移したくなることもあります。

この小室女史の記事を読んだ時の自分が、丁度このような感じでした。実際その後、大きな時間のかかる仕事は小さく分割して、それを毎日少しずつやるようになり、また気乗りがしない仕事も、その後に楽しい仕事を用意することによって、取りかかれるようになりました。

とにかく大切なことは、理論を頭で学ぶことではなく、それを実行に移し、成果を上げることだと思います。

私も、人に色々なことをご指導させて頂くことが多いので、どうやれば相手の人に受け入れられて、そして実行に移してもらえるかを考えながら、自分の仕事に生かしていこうと思いました。

と言うところで、今日はこの辺で。

  


Posted by きのちゃん at 23:43Comments(0)仕事術

2012年02月05日

If you can dream it,

”If you can dream it, you can do it.”

今日の言葉は、「30歳からの英語攻略」という本の中からのご紹介です。この本の著者である藤沢晃治氏は、エンジニアの職にありながら英語習得に発奮され、英検1級、TOEIC900点、通訳ガイド資格、工業英検1級などを取得された方です。最近では講演などもされておられるようです。





この本を私が買って読んだのは、もうずいぶん前のことで、今この本を取り出して発行年月日を見てみたところ、1997年5月22日となっていたので、もう15年ほど前のことのようでした。ちなみに、そのときすでに私は、30歳をとうに過ぎていましたσ(^_^;)

この本に書かれていた英語攻略の方法については、もちろんためになりましたが、それよりも強く印象残に残ったのは、今日のブログのタイトルにした ”If you can dream it, you can do it.” という言葉について述べられていた箇所でした。

その箇所とは、

|この出張の途中でフロリダ州のディズニーワールドに行ったことも思い出深いも
|のがあります。(中略)そのエプコットセンターのどこかに書かれていたスロー
|ガンが印象的で記憶に残っています。

|それは”If you can dream it, you can do it.”でした。

| 私が何かに挑戦するとき、あたかもすでに「達成し終えた」状態を、過去のこ
|とのように思い浮かべ、「夢見」ながら淡々と進む、と前述しましたが、この"If
|you can dream it・・・"に、ニュアンスは多少異なるものの私の信条と相通じると
|ころがあって、非常に印象深かったのです。

ここから先は別の箇所からの引用です。

| 私は「目的地に到達するまで絶対に歩き続けよ」と書きました。この本が出た
|のも、私がこのいつもの私の信条を実行したからにほかなりません。「本を出版
|しよう」と勝手に決め、また、「徒歩大阪行き」方式のワンパターンで執拗に歩
|き続けたのです。 英語マスターの秘訣を尋ねられた小林克也氏は、一言「努力
|です」と答えられましたが、私は願望実現の秘訣を尋ねられたら、「歩くのをや
|めないことです」と答えるでしょう。「成功」とは、「挫折」の積み重ねなのです。
 

 ”If you can dream it, you can do it.”

「もしあなたが、そのことを夢みることができるなら、あなたはそれを実現できる」
 (訳:きのちゃん)(^^)v

  このくらいの英語の訳、誰だってわかる(-_-)/~~~ピシー! > きのちゃん

ところで、私がこのブログをリニューアルした昨年の暮れ、多くの自己啓発書の願望達成方法には共通していることがあって、それは、1)願望が実現することを信じること、2)その願望が実現した姿をイメージすること、の2点だと書きましたが、藤沢氏もやはり、夢の実現をイメージすることが大切であると述べられています。

同時に、引用の後半で述べられていた、「歩くのをやめないこと」、そして「成功とは挫折の積み重ね」であるという点も、大変大切だと思いました。

今日のポイントを私なりにまとめると、まずは夢を描くこと、しかし目標が高ければ高いだけ、そう簡単には目標は達成できず、その過程では何度も挫折が訪れる。しかし成功はその挫折の積み重ねであることを知って、決して諦めないこと。というところでしょうか。

私も何度挫折しようとも夢を描くことをやめずに、毎日、星に向かって飛んでいこうと思います。

長くなりましたので、今日はこの辺で。


  


Posted by きのちゃん at 00:01Comments(0)夢の実現

2012年02月02日

カリスマのスピード仕事術

今日は先日からご紹介している、”仕事を「すぐやる人」の習慣” の本から、「カリスマのスピード仕事術」として紹介されていた、ソフトブレーン(株)の宋氏と、先日ご紹介したトリンプ・インターナショナル・ジャパン(株)前社長の吉越氏の、スペシャル対談の記事をご紹介します。

宋氏は、1998年に非製造部門の効率改善のためのソフト開発とコンサルティング事業を始め、その会社を2005年には東証第1部上場を果たし、業界最大手に成長させた方です。



では早速、対談の中から一部引用します。

|宋 「僕、仕事が速いですか」

|吉越 「早いです。メールを出しても、すぐに返事がくる(笑)」

|宋 「だって、どうせ返事を出すのなら、早いほうがいいじゃないですか」

|吉越 「かつて経団連の会長を務めた土光敏夫さんによると、人間はどん
|なに考えても6割しか正しい判断ができないそうです。だから、私は時間
|をかけるよりスピードのほうが価値があると思っています。実際、トリン
|プ時代は、どんな案件も2分以内で決断していました」(中略)

|宋 「僕は2秒後も2時間後も、メールの内容は変わらないとわかってい
|るから、時間をかけないのですよ(笑)それに、返事を出す出さないを含
|めて、どんどんジャッジしていったほうが、絶対に得でしょ。遅いと、そ
|れだけコストになるわけですから」


私事で恐縮ですが、私が大学を卒業後就職した(株)東芝の入社式の時に、土光敏夫氏が当時東芝の会長だったので、入社式で会長祝辞をされました。それはそれはエネルギッシュな人で、1時間近く演説をされたことを覚えています。

話がそれましたが、かの土光氏が6割しか正しい判断ができないと言われているのですから、我々凡人は押して知るべしでしょう。

また、宋氏が言われた「2秒後も2時間後も、メールの内容は変わらない」ということは、説得力があると思いました。

ただいくらスピードが大切と言っても、重要な決断は、体調がすぐれないときとか、何らかの理由でマイナス思考になっていると自分で分かっているような時には避けた方が良いと思います。それだけに、まずは日常の心身のコンディション管理が大切だと思います。

いずれにしても、メールの即返信という、その気になればいつでも出来ることから始めることで、「仕事をすぐやる習慣」が比較的容易に身に付くということが、最近の私の体験で分かってきました。皆さんも是非試してみられて下さい。

というところで、今日はこの辺で。







  


Posted by きのちゃん at 00:08Comments(0)仕事術