2011年07月29日

サイバービジョン(2)

今日は昨日のサイバービジョンのお話の続きです。

良く「水が良い」とか言いますが、環境によってその人が洗練されてくることは、良く知られています。

日本人の赤ちゃんが、外国に養子として貰われて海外に行くと、数ヶ月で顔が外国人の顔になると言われます。これは外国の環境に移り住んだことによって、毎日目にする人々(その国の人達)の顔が視覚に飛び込んで来て、その結果それが自分の表情として表れて来るからだと私は思います。

もともとは血のつながりのない夫婦の顔が、長年連れ添ってくると似てくる、というのも同じ理由からでしょう。

つまり、人間の脳の作用として、人間は繰り返し繰り返し視覚の中に入ってきたものを、いつのまにか自分の身体で表現してしまう、ということがサイバービジョンの理論なのです。

であれば、私たちは自分の意思で、自分の視覚に入れるものを取捨選択することができるのですから、このことによって自分を変えていくことができるということになります。

昨日、日頃から自分の目に入るものを良いものにすることで、心と人生を豊かなものにしていくことができるのではと書いたのは、このような理由からです。

映画や絵画や陶器やジュエリーなど何でも良いですから、日頃から良いモノを見る習慣をつけて、感性を磨いていきたいものですね。

  


Posted by きのちゃん at 21:58Comments(0)つれづれ日記